やなせたかし絵本タペストリー展と絵本 [たえの日記]
地元羽村市で、先日開催されていたやなせたかし絵本タペストリー展行ってきました。
作品は、「メルヘン絵本」やなせさんが亡くなる2013年まで毎週朝日小学生新聞に連載されたもので、
全151話のうち、104話が絵本化され、そのうち52話が全労済により、
壁掛けに仕立てられたものだそうです。
(以下朝日新聞デジタル抜粋 2016/9/28)
ー壁掛けは、東日本大震災の被災地では巡回展示され、
子供たちへの読み聞かせ会などに用いられてきました。
やなせさんは生前、被災した子供たちがアンパンマンの主題歌「アンパンマンマーチ」を歌って
苦しみを乗り越えようとする姿に心を打たれ、「ぼくはアンパンの絵本とこの絵本を作るためにこの世に
生まれた気がする」と話していたといいます。
岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」を題材にした「松の木の歌」や、
枯れて切り倒された一本松を描いた「ヒョロ松さんは見習い天使」など、
全52の壁掛けが展示されていますー
10月2日にて、この展覧会は終了してしまいましたが、10月13日はやなせさんの命日だそうで、
この機会に、そして秋の夜長に、絵本を読んでみるのも良いかもしれませんね。
今回はそんな事で、
見てきた中でも印象に残ったタペストリー数点と、
メルヘン絵本(冒頭部分)、ご紹介します。
松の木の歌

ものすごい大津波がやってきて、何もかも洗い流されてしまった陸前高田市の海岸は、今はすっかりあれはて、ごみと流木でうめられて、昔の美しい砂浜の面影もありません・・
てのひらを太陽に

手のひらの形をした、手のひら森のてのひらくんは、顔が「手のひら」の形をしていました・・
白い街(メルヘン絵本2)

北の春はおそく、まだ雪におおわれた街を見下ろす丘の上で、ロイとロルの兄弟が話し合っています・・
ヒョロ松さんは見習い天使(メルヘン絵本4)

陸前高田の夜明け前。
海岸の大きな岩のかげで、だれかがヒソヒソ話しています・・
タペストリー展の会場では、ストーリーのごくわずかしか読む事が出来なかったこと、
特に興味の持った絵のストーリーをもう一度読みたいと思ったことで、
さらに絵本を読んでみたい気持ちに駆られ、その後、メルヘン絵本を改めて、読んでみました。
やなせたかしさんのメルヘン絵本は全4集です。
挿絵は1つのストーリに対し1枚ですが、とても鮮やかな色彩で、かわいらしいです。
一冊の絵本の中に、25、ないし26のストーリーが書かれています。
もももとは歌だったものをテーマにお話が作られているそうで、
それぞれがバラエティーに富んだタイトルとストーリー・・楽しみながら読む事が出来るうえ、
読み終わった後には、ほんのり温かい気持ちになれました。
そして、余談になりますが、1年半ほど前に見た週刊誌の記事によると、
作家・柳田邦夫さんは「人生に3度の絵本を」
と、薦められていました。
初めは幼少期、そして2度目は子育て期、
すすめる3度目は、大人が自分のために読む時だそうです。
絵本は小さい子供が読むためのもの、というものではなく、
病気や家族の中で難しい問題に直面した時、
初めて絵本の持つ深い意味に、気づかされることがたくさんある、
そして絵本を味わう力を積み重ねて読むことにより、人生が豊かになり、きっとその中のどれかが
あなたがつらい出来事に直面した時の力強い味方になってくれると語られていました。
以下、その時に紹介されていて、
私が実際に読んでみて心に響いた絵本も最後にご紹介します。
葉っぱのフレディ いのちの旅
葉っぱの一生を通して命の循環を描いた名作。
齢を重ねると自分の人生と照らし合わせてより深く読み取れます。
100万回生きたねこ
100万回生まれ変わったとらねこの一代記。
色々と経験した大人になってから読むと、また感慨深いものがあります。
作品は、「メルヘン絵本」やなせさんが亡くなる2013年まで毎週朝日小学生新聞に連載されたもので、
全151話のうち、104話が絵本化され、そのうち52話が全労済により、
壁掛けに仕立てられたものだそうです。
(以下朝日新聞デジタル抜粋 2016/9/28)
ー壁掛けは、東日本大震災の被災地では巡回展示され、
子供たちへの読み聞かせ会などに用いられてきました。
やなせさんは生前、被災した子供たちがアンパンマンの主題歌「アンパンマンマーチ」を歌って
苦しみを乗り越えようとする姿に心を打たれ、「ぼくはアンパンの絵本とこの絵本を作るためにこの世に
生まれた気がする」と話していたといいます。
岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」を題材にした「松の木の歌」や、
枯れて切り倒された一本松を描いた「ヒョロ松さんは見習い天使」など、
全52の壁掛けが展示されていますー
10月2日にて、この展覧会は終了してしまいましたが、10月13日はやなせさんの命日だそうで、
この機会に、そして秋の夜長に、絵本を読んでみるのも良いかもしれませんね。
今回はそんな事で、
見てきた中でも印象に残ったタペストリー数点と、
メルヘン絵本(冒頭部分)、ご紹介します。
松の木の歌

ものすごい大津波がやってきて、何もかも洗い流されてしまった陸前高田市の海岸は、今はすっかりあれはて、ごみと流木でうめられて、昔の美しい砂浜の面影もありません・・
てのひらを太陽に

手のひらの形をした、手のひら森のてのひらくんは、顔が「手のひら」の形をしていました・・
![]() やなせたかしのメルヘン絵本 [ やなせたかし ] |
白い街(メルヘン絵本2)

北の春はおそく、まだ雪におおわれた街を見下ろす丘の上で、ロイとロルの兄弟が話し合っています・・
![]() やなせたかしのメルヘン絵本(2) [ やなせたかし ] |
![]() やなせたかしのメルヘン絵本(3) [ やなせたかし ] |
ヒョロ松さんは見習い天使(メルヘン絵本4)
陸前高田の夜明け前。
海岸の大きな岩のかげで、だれかがヒソヒソ話しています・・
![]() やなせたかしのメルヘン絵本(4) [ やなせたかし ] |
タペストリー展の会場では、ストーリーのごくわずかしか読む事が出来なかったこと、
特に興味の持った絵のストーリーをもう一度読みたいと思ったことで、
さらに絵本を読んでみたい気持ちに駆られ、その後、メルヘン絵本を改めて、読んでみました。
やなせたかしさんのメルヘン絵本は全4集です。
挿絵は1つのストーリに対し1枚ですが、とても鮮やかな色彩で、かわいらしいです。
一冊の絵本の中に、25、ないし26のストーリーが書かれています。
もももとは歌だったものをテーマにお話が作られているそうで、
それぞれがバラエティーに富んだタイトルとストーリー・・楽しみながら読む事が出来るうえ、
読み終わった後には、ほんのり温かい気持ちになれました。
そして、余談になりますが、1年半ほど前に見た週刊誌の記事によると、
作家・柳田邦夫さんは「人生に3度の絵本を」
と、薦められていました。
初めは幼少期、そして2度目は子育て期、
すすめる3度目は、大人が自分のために読む時だそうです。
絵本は小さい子供が読むためのもの、というものではなく、
病気や家族の中で難しい問題に直面した時、
初めて絵本の持つ深い意味に、気づかされることがたくさんある、
そして絵本を味わう力を積み重ねて読むことにより、人生が豊かになり、きっとその中のどれかが
あなたがつらい出来事に直面した時の力強い味方になってくれると語られていました。
以下、その時に紹介されていて、
私が実際に読んでみて心に響いた絵本も最後にご紹介します。
葉っぱのフレディ いのちの旅
![]() 葉っぱのフレディ [ レオ・バスカーリア ] |
葉っぱの一生を通して命の循環を描いた名作。
齢を重ねると自分の人生と照らし合わせてより深く読み取れます。
100万回生きたねこ
![]() 100万回生きたねこ [ 佐野洋子 ] |
100万回生まれ変わったとらねこの一代記。
色々と経験した大人になってから読むと、また感慨深いものがあります。
おはようございます
メルヘンチックな作品ですね
芸術の秋ですね
by kazu-kun2626 (2016-10-07 07:06)
kazu-kun2626さん
おはようございます
本当、芸術の秋ですね。
いろいろと
楽しみも広がりますね。
by taekozue (2016-10-07 09:15)
こんばんは。
大人が読む絵本。興味あります。
秋の夜長
読んでみようかな
by さっち (2016-10-08 00:21)
さっちさん
興味があるのならぜひ・・。
絵本なら、気軽に読む事が出来ますよ。
by taekozue (2016-10-08 08:47)
やなせさんのお話しとても良いエピソードですね。
さすがに絵がとても可愛らしく元気が出るような色使いです。
我が子がもう少し大きくなったら読み聞かせしたい絵本ですね。
by しゅわっち (2016-10-12 17:48)
しゅわっちさん
とてもかわいらしく心温まる絵本です。
ぜひ、お勧めします。
by taekozue (2016-10-13 07:59)
絵本も読み出してみるとなかなか面白いものですね。
by いっぷく (2016-10-15 22:42)
童心にかえったように、とても夢中になってしまいますね。
by taekozue (2016-10-16 09:20)