府中美術館ー歌川国芳展ー [たえの日記]
19日の日、府中美術館へ行ってきました。
暑いくらいの一日でしたが、とても天気が良く、輝いて見えた美術館前の水の流れ・・・
左手前は桜の一種?が綺麗に咲いていました。
こちらは春紅葉・・春先の紅葉も良いものです。
そして今回のお目当ては・・歌川国芳展
美術館エントランス
今回の展覧会は、前期(3月11日~4月9日)と後期(4月11日~5月7日)に分かれていて、
前期が133点、後期が131点、合わせて262点の全てが違う作品の展示だそうです。
ー歌川国芳ー
今や世界的に人気の高い葛飾北斎などと並ぶ
幕政批判やドラマチックな活劇の武者絵、役者絵、風景画、戯画など
多彩なジャンルを描いた浮世絵師
国芳は歌川派の弟子として15歳になった時に(歌川)富国に入門したが
その後は長期にわたり低迷
それでも努力を怠らなかった国芳が31歳の時にヒットを飛ばしたきっかけになったのが
中国の豪傑を一人づつ描いた武者絵シリーズである
武者絵「水滸伝」シリ-ズは、今回の展覧会(後期)で展示されているのは12点程、
その中の一枚です。
(以下、「東都三つ又の図」を除き、今回(後期)の展覧会で展示されている作品)
(以下、写真はすべてyahooからの引用、文章は一部歌川国芳絵画集からの引用・参考)
武者絵
「通俗水滸伝豪傑百八人之壱人(つうぞくすいこでんごうけつひゃくはちにんのひとり)」
こちらは役者絵
「隅田川七福神の内 寿老人」
とても迫力・躍動感があります。
そして迫力があると言えばこんな作品も・・
「西塔鬼若丸」
鬼若丸、すなわち弁慶・・
鯉の大きさもさることながら、弁慶もとても勇敢に見えます。
「宮本武蔵と巨鯨」
こちらの宮本武蔵は弁慶とは対照的に、とても小さく描かれていますが、
鯨の巨大さにも果敢に挑み、一太刀を下そうとする緊張感が伝わってきます。
(実際にはこれは、小説”南総里見八犬伝”の影響を受けた作品のようです)
風景画
「東都御川岸之図(とうとおんまやがしのず)」
雨足の激しさが伝わってくるような独創的な作品
(ちょっとしたミステリー?といえば、右の傘に描かれた”千八百六十一番”の数字は、
国芳の没年だそうです)
そして、「東都三つ又の図」という作品、当時まだ当然のことながら、
建設されていなかったスカイツリーが描かれているという事で、この頃話題?になり、
実際に観てみたかったのですが、こちらは前期に展示されていたようでした(前期はすでに終了)
「東都三つ又の図」
戯画
「朝比奈小人嶋遊(あさひなこびとじまあそび)」
ガリバー旅行記を彷彿させるような作品ですが、強力無双で知られるらしき朝比奈が、微笑んだ姿が
ユーモアたっぷり描かれているのが魅力的
「流行猫の曲手まり」
かわいらしい・・
大の猫好きである国芳、この他にも猫が描かれた作品が多く登場します。
そしてこちらは私が特に印象的だった作品です。
「浮世よしづ久志」
色々なヶ所に”~よし”と書かれていて、右上奥には、猫を抱いた邦芳の姿が描かれています。
じっと見れば見るほど、心がほんわかとなれる作品でした。
奇才天外でユーモアのある国芳の作品の数々・・・
(特に府中美術館ではゆったりと見る事が出来ますので)国芳の世界を堪能してみるのもお勧めです。
おまけ
この日、昼食に丸亀製麺で食べたあさりうどん
久しぶりだったのと、話に夢中だったので、食べ終わってから
写真を撮ってなかった事に気づきました。
なので…
ちなみにあさりは大きめなのが25個、入っていましたよ。
一日分の鉄分が摂れるほどの量にとっても満足
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暑いくらいの一日でしたが、とても天気が良く、輝いて見えた美術館前の水の流れ・・・
左手前は桜の一種?が綺麗に咲いていました。
こちらは春紅葉・・春先の紅葉も良いものです。
そして今回のお目当ては・・歌川国芳展
美術館エントランス
今回の展覧会は、前期(3月11日~4月9日)と後期(4月11日~5月7日)に分かれていて、
前期が133点、後期が131点、合わせて262点の全てが違う作品の展示だそうです。
ー歌川国芳ー
今や世界的に人気の高い葛飾北斎などと並ぶ
幕政批判やドラマチックな活劇の武者絵、役者絵、風景画、戯画など
多彩なジャンルを描いた浮世絵師
国芳は歌川派の弟子として15歳になった時に(歌川)富国に入門したが
その後は長期にわたり低迷
それでも努力を怠らなかった国芳が31歳の時にヒットを飛ばしたきっかけになったのが
中国の豪傑を一人づつ描いた武者絵シリーズである
武者絵「水滸伝」シリ-ズは、今回の展覧会(後期)で展示されているのは12点程、
その中の一枚です。
(以下、「東都三つ又の図」を除き、今回(後期)の展覧会で展示されている作品)
(以下、写真はすべてyahooからの引用、文章は一部歌川国芳絵画集からの引用・参考)
武者絵
「通俗水滸伝豪傑百八人之壱人(つうぞくすいこでんごうけつひゃくはちにんのひとり)」
こちらは役者絵
「隅田川七福神の内 寿老人」
とても迫力・躍動感があります。
そして迫力があると言えばこんな作品も・・
「西塔鬼若丸」
鬼若丸、すなわち弁慶・・
鯉の大きさもさることながら、弁慶もとても勇敢に見えます。
「宮本武蔵と巨鯨」
こちらの宮本武蔵は弁慶とは対照的に、とても小さく描かれていますが、
鯨の巨大さにも果敢に挑み、一太刀を下そうとする緊張感が伝わってきます。
(実際にはこれは、小説”南総里見八犬伝”の影響を受けた作品のようです)
風景画
「東都御川岸之図(とうとおんまやがしのず)」
雨足の激しさが伝わってくるような独創的な作品
(ちょっとしたミステリー?といえば、右の傘に描かれた”千八百六十一番”の数字は、
国芳の没年だそうです)
そして、「東都三つ又の図」という作品、当時まだ当然のことながら、
建設されていなかったスカイツリーが描かれているという事で、この頃話題?になり、
実際に観てみたかったのですが、こちらは前期に展示されていたようでした(前期はすでに終了)
「東都三つ又の図」
戯画
「朝比奈小人嶋遊(あさひなこびとじまあそび)」
ガリバー旅行記を彷彿させるような作品ですが、強力無双で知られるらしき朝比奈が、微笑んだ姿が
ユーモアたっぷり描かれているのが魅力的
「流行猫の曲手まり」
かわいらしい・・
大の猫好きである国芳、この他にも猫が描かれた作品が多く登場します。
そしてこちらは私が特に印象的だった作品です。
「浮世よしづ久志」
色々なヶ所に”~よし”と書かれていて、右上奥には、猫を抱いた邦芳の姿が描かれています。
じっと見れば見るほど、心がほんわかとなれる作品でした。
奇才天外でユーモアのある国芳の作品の数々・・・
(特に府中美術館ではゆったりと見る事が出来ますので)国芳の世界を堪能してみるのもお勧めです。
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おまけ
この日、昼食に丸亀製麺で食べたあさりうどん
久しぶりだったのと、話に夢中だったので、食べ終わってから
写真を撮ってなかった事に気づきました。
なので…
ちなみにあさりは大きめなのが25個、入っていましたよ。
一日分の鉄分が摂れるほどの量にとっても満足
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浮世絵はあまり見る機会がないのですが
こうして紹介されたものを見ただけでも
なかなか面白そうですね。
猫が人間の着物を着ている絵はなにかの風刺かと
思ってしまいました。
by いっぷく (2017-04-23 21:14)
浮世絵の概念を越えた華やぎと、ユーモアと。。
歌川国芳展、昨日eテレの日曜美術館で観たばかりでした。実物が見てみたいです~~♪
by hana2017 (2017-04-24 14:31)
本当だ、スカイツリーだ@@;)
GWに行く予定なのですが、混むかな・・・
by さる1号 (2017-04-25 03:19)
いっぷくさん
浮世絵、なかなか面白いです。
国芳はユーモアのある作品多数です。
その反面、反骨精神も旺盛だったようなので、
それが作品にも現れているのかもしれませんね。
by taekozue (2017-04-25 11:58)
hana2017さん
国芳作品、ユーモアがあり、観ていて微笑んで
しまうような作品も多いです^^
eテレでやっていたなんて知らなかったです。
チェックしておけばよかった~!
by taekozue (2017-04-25 12:06)
さる1号さん
私が行った日も、府中美術館の割には混んでいたので、
GWは混むかもしれないですね。
でも、都内の美術館よりは、
混雑はないのでは・・。
by taekozue (2017-04-25 12:10)